【作品】市川銕琅 作 木彫 『白鹿 』共箱付き
【寸法】幅16.5×11cm 高さ16.8cm
【状態】経年の些細な汚れや、彩色の些細な傷みあります、両角の間に時代汚れが見られますが
特に大きな傷みもなく総じて非常に良好です
市川 銕琅 Ichikawa Teturo
市川銕琅 (1901-1987)は、奈良の偉大な彫刻家で、加納銕哉に師事、
奈良伝統の一刀彫から細密彫刻まで多岐にわたる彫技で完成度高い作品を生み出し、
東大寺の長老・清水公照から「天下の至宝」とまで言われた
奈良の鹿を題材とした、木彫彩色の「白鹿」置物です。
奈良伝統の一刀彫をベースとし、氏の巧みな技術によって独自の秀逸な造形が
生み出されています。そして彩色も丁寧かつとても優しい雰囲気を醸し出し、
「白鹿」の愛らしく澄んだ瞳や大らかな性格などが造形・彩色共に見事に
表現されています。底面に彫銘あり。